逃したチャンスを、追わない。

千田琢哉『たった2分で、夢を叶える本。』セレクション

更新日 2020.07.30
公開日 2014.11.10
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 チャンスとの付き合いで大切なことは、逃してもいちいち追いかけないことだ。

 チャンスには食材と同じで旬があり、目の前に現れた瞬間が、チャンスの旬だ。

 後になって「やっぱり、やります」と叫んで追いかけてみても、すでに賞味期限切れだ。
 私自身も多くのチャンスを逃し続けてきたが、いちいち追いかけず、その度に悔しさを正面から受け止めた。
 チャンスを逃した自分がいかに未熟者だったか、意気地なしだったのかを認めることによって、次のチャンスを逃さないように努めたのだ。
 悔しさのあまり気を失いそうになる思いをして、初めて次のチャンスに飛びつくことができる。
 一度逃したチャンスは、もう二度とそれと同じ内容で出現することはない。
 だからこそ、後悔の念が強くなるのだ。
 
 チャンスを逃した後悔の念が、次に出現したチャンスに飛びつく勇気となるのだ。

 あなたは、中途半端にチャンスを追いかけないでもらいたい。
 中途半端にチャンスを追いかけて、中途半端なチャンスをゲットしても、そこから得られるものはたいしたことはない。
 そして易々とゲットしたチャンスに安住してしまうことで、成功は遠ざかる。
 少なくとも、長い目で見れば中途半端なチャンスは手放したほうがいいのだ。

 

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

たった2分で、夢を叶える本。
君の野心を成功に導く63の言葉のコンパス

自分を主語にして、夢を語り、夢を叶えよう。夢は語るより、叶えるほうがずっと面白い! 20代のカリスマ・千田琢哉の成功法則!
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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